PROJECT化学・材料系
PROJECT 01
スマホからロボットまで。
幅広く使われる
高性能ケーブル。
当社の手掛けるケーブルの品目数は2万6,000点。完成品のサイズや形状、伝送する情報量などを踏まえて多種類の中から最適な電線を吟味厳選。必要に応じて金属のシールドや素材を合成した被覆をまとい、お客様のニーズに合わせたケーブルをカスタムメイドしている。複数の素材を組み合わせ、世界初のロボット用柔軟ケーブルの開発に成功したこともその一例である。小径・軽量ケーブルでスマホやロボットの小型化に貢献している当社の極細ケーブルは、強さと柔軟性を同時に追求。何万回もの屈曲実験、捻転実験を社内で実施し、電力、画像、音声、温度、位置といったロボットの体内を流れるさまざまなデータを滞りなく伝送できることを証明している。
PROJECT 02
用途に添って
一品一様に開発。
チューブのマーケットは∞。
液体や気体の通路としてだけでなく、精密部品の保護部材やフィルターなど、あらゆる用途で幅広く使われているチューブ。当社では創業以来培ってきた押出技術を駆使し、柔軟性、肉厚、形状、色味など、お客様の要望に合わせた多種多様なチューブを提供している。例えば、縁に小さな穴があいた特殊形状チューブ。この穴は成型した後に開けるのではなく、チューブ全体の成型段階で同時に穿孔している。高精度と納期短縮を実現した一例である。他社には真似できない独創的な加工技術によって生み出される唯一無二のチューブ類。これまでミクロン単位の肉厚や特殊形状へのチャレンジを重ね、不可能を可能にしてきた当社のチューブは、著しく成長を続ける自動車やライフサイエンスなどの分野から注目されている。
PROJECT 03
素材を見つめ、
形状を打ち出すロールは
技術の結晶。
OA機器の性能向上とともに進化してきた当社のロール。オフィス、コンビニなどに置かれているプリンターや複合機のトナー定着部で機能している。加熱ロールでトナーインクを温めて溶かし、溶けたインクを定着ロールで紙に定着させるのがその仕組み。ロールがなければ紙に文字や画像を写し出すことができないのは言うまでもない。1970年代、当社は熱に強いシリコーンゴムと摺動性(低摩擦性)に優れたふっ素樹脂に着目。発泡させたり、逆に密度を高めたり、径を細くしたりと試行錯誤を繰り返し、多種多様なロールを開発し続けている。シンプルな構造だからこその難題を知恵と工夫で解決し、実に3,000品目を誕生させてきた。ロール分野は一歩も譲れない牙城である。